
株式会社Mobility Technologies
「移動で人を幸せに。」をミッションに掲げる株式会社Mobility Technologiesでは、2020年9月よりスタートしたタクシーアプリ『GO』をはじめ、タクシーのビジネス利用に特化した法人向け管理サービス 『GO BUSINESS』や、タクシーフードデリバリー専用アプリ『GO Dine』、交通事故削減を支援する次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』など様々なモビリティDXを展開している。
インタビュイー

待鳥 了
株式会社Mobility Technologies
開発本部 ソフトウェア開発部 副部長
大規模SNSやソーシャルゲームの開発運用、PL含めたプロダクトマネジメントを経験。国内・ベトナムに在籍するエンジニアも含めたマネジメント、キーワード広告などを考慮したシステム設計、日本初ネイティブXMLデータベースの開発に携わり、関連文書検索エンジンの開発にも参加。2020年4月に株式会社Mobility Technologiesに入社し、ソフトウェア開発部副部長と開発GLを担当。

若色 拓磨
株式会社Mobility Technologies
ヒューマンリソース本部 人事部 採用グループ
大学卒業後、新卒で会計システム開発会社でシステムコンサルティングを経験。その後サーキュレーションに転職し、toB向け新規開拓/コンサルティングを行う。2019年11月に株式会社divに転職し、人事領域全般を担当。
2021年7月にMobility Technologiesに転職しエンジニア領域の採用を担う。

神田 佳積
株式会社Mobility Technologies
開発本部 ソフトウェア開発部 バックオフィス管理画面グループ
新卒で外資系アナリティクスプラットフォーム
を開発・販売している会社に入社。退社後はプログラマ及びシステムエンジニアとして客先等にて受託開発に関わる。2022年2月より現職

飯塚 勇貴
株式会社Mobility Technologies
開発本部 ソフトウェア開発部 バックオフィス基盤グループ
スタートアップ企業でECアプリの新規開発を経験。
APIの設計開発をメインに、AWSを用いたインフラの構築も担当する。
その後別会社にてスクール事業向けシステムの開発にジョインし、
バックエンド、フロントエンドの設計〜運用まで担当。
その中で、Rubyのメジャーバージョンのアップデートやシステムのパフォーマンスチューニングなども行った。
母集団形成の課題解決のためにQiita Jobsを活用

--まずは、Qiita Jobs導入前の採用課題について教えてください。
若色:一言でお伝えすると、スカウト経由での候補者の母集団形成に課題がありました。
待鳥:GOというプロダクト名は認知されてきていたのですが、一方でMobility Technologiesという会社名はまだまだでして、自然流入による応募が少なかったことを覚えてます。また、エージェントさんが紹介してくる方と求めるスキルがなかなか合わないという問題もあり、スカウトでの採用を強化する必要がありました。
--そもそもですが、Mobility Technologiesさんのエンジニア人数はどれくらいなのでしょうか?
若色:社員は全部で350名強おりまして、その中でエンジニアは200名ほどになります。
--半分以上がエンジニアなんですね!当時、スカウト業務はどなたがされていたのですか?
待鳥:もともとは人事部門が主導していたのですが、実際に誰がスカウトするのかという部分が、エンジニアサイドでちゃんと準備できていませんでした。優秀な方を採用するには、現場で活躍するエンジニアも主体的に動く必要があるので、2021年の夏から現在のような、人事-エンジニア組織での連携体制で採用を行う形になりました。

--具体的な、エンジニア採用の体制を教えてください。
若色:テック領域のリクルーターとして、待鳥と開発本部の副部長がヘッドになって、定例で人事部との進捗確認や次のアクションを決めています。なのでチーム体制としては、待鳥・開発本部副部長・人事部長・私の4名になりますね。
待鳥:昨年の夏に採用業務をお手伝いすることになりまして、そこから実行部隊として動きつつ、徐々に媒体も増やしていきました。それまでも月に100名ずつほどはスカウトを送っていたのですが、採用計画に対しては全く足りていなかったので、開発のマネージャーを集めて、手分けをしながら現場主体でスカウトを送る、ということをやるようになりました。スカウトを送る部隊は、毎週30分くらい集まって、もくもく会みたいな感覚でやっていますね。
候補者からのアクションに対してはスピーディーに対応する
--Qiita Jobsの特徴として、チャットリクエスト機能というものがあります。候補者に対しては、どんなアプローチをされていましたか?
待鳥:人によってばらつきはありますが、プロフィールの他にQiitaやGitHub、Twitter、connpassの履歴などを見ながら、ある程度カスタマイズして送っています。
--今回、Qiita Jobsを通じてお二人(神田さん・飯塚さん)の採用に成功しています。それぞれ、第一印象は覚えていますか?

写真左:決済基盤システムの運用保守や開発担当として入社した飯塚さん、写真右:バックエンド開発担当として入社した神田さん
待鳥:飯塚さんについては、Qiita Jobsの募集要項に「気になる」を送ってくれたので、僕が直接対応しました。神田さんは、Goで検索してもヒットしなかったので、キャッチアップとして親和性の高いJavaで知見ある方で探していたら、たまたまヒットしてお声がけさせていただきました。
--お二人とも、チャットリクエストをもらった時はどのような印象でしたか?
神田:びっくりしました。Mobility Technologiesって、たしか「GO」の会社だよなと。
飯塚:Qiita Jobsでは、何社かの求人に「気になる」を押していたのですが、これに対して即座にレスポンスをくれたのがMobility Technologiesだったので、すごいなと思いました。
--そのスピード感は、いつも心がけていているのでしょうか?
待鳥:そうですね。候補者からのアクションに対しては、可能な限り当日中に反応するようにしています。特に、飯塚さんの場合は「気になる」を押してくれたので、早く対応するように心がけていました。
若色:反応が遅いと「もういいかな」となるので、スピード感は大事ですね。
--お二人のケースに限らず、チャットリクエストを送るときは、どんなことを意識されていますか?
待鳥:タクシーアプリ「GO」を作っているのがMobility Technologiesですよ、という紐付きを意識してもらえるようにしています。その後で、僕たちの方でプロフィールを読んで気になったところを中心にメッセージを書かせてもらい、プロダクトのこだわりといった内容へと文章を続けています。
選考フローは候補者の状況に合わせて柔軟に変更

Mobility Technologiesのオフィス受付には大きな「GO」のパネルが展示されている
--選考はどのように進めていますか?
若色:通常フローは書類選考→一次面接→二次面接→最終面接という流れで進んでいきます。飯塚さんは、この通常フローで進めていきました。
待鳥:一方で神田さんの場合は、実はスカウトのタイミングで他の会社の最終選考結果待ちという状態だったので、通常フローをやっていると間に合わない可能性がありました。ですので通常の選考フローを崩し、最初に開発本部長の惠良(えら)との最終面接を設置して、その後で通常の一次面接として会社理解のための説明を若色から行う形にしました。
神田:最初に本部長が登場されたので、本当にびっくりしました。
--その辺りは柔軟に対応されているんですね。
待鳥:チャットで如何様にもコミュニケーションが取れるので、候補者の状況に合わせて変えやすいと感じています。
--振り返ってみて、Qiita Jobsならではの使い方や特徴としては、何があると感じますか?
待鳥:シンプルに、Qiitaで記事を書いている人が上がってくるのは、技術的に前向きな人がいるということだと思うので、他媒体と比べて技術に対する安心感があると感じます。
Qiita Jobsは候補者と企業がコミュニケーションしやすい媒体

--冒頭で、昨年の採用課題は「母集団形成にある」とおっしゃっていましたが、現在の課題はいかがでしょうか?
待鳥:今は母集団形成ではなく「内定承諾率」ですね。
若色:もちろんQiita Jobsをはじめとする各媒体活用の効果もありますし、2021年6月からテレビCMも始まり、プロダクトの認知向上に伴って会社名も知られるようになり、母集団形成はメインの課題ではなくなっていきました。
--なるほど。改めて、採用担当者視点でのQiita Jobsのいいところを教えてください。
待鳥:先ほどもお伝えしたとおり、媒体に溜まっているエンジニアの信頼度が高いと思いますし、検索性も良いと感じます。
あと、候補者が必ず返信しなければならないようなインターフェースではなく、間口を広げる系のインターフェースになっていると感じるので、候補者と企業がコミュニケーションしやすい媒体だなとも思っています。
--逆に、改善を期待したい部分はありますか?
待鳥:冒頭にお伝えしたとおり、弊社ではエンジニアメンバーが分散してスカウトを行っています。でも、ダッシュボードなどでは誰がスカウトを送ったのかが分からないので、ここがちゃんと区別がつくといいなと思います。これについては、現在機能を開発しているとのことで、期待しています。
--対応できたら、すぐにご連絡いたします!それでは最後に、同じく企業で採用を担当している方に向けてメッセージをお願いします!
待鳥:僕らが使っているメリットのところが、そのまま他の会社さんも恩恵として教授できると思うので、エンジニア採用で困っている会社はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
若色:まず運営会社であるQiitaさんの理念が「エンジニアを最高に幸せにする。」という点が、とても素敵だと感じています。その上で、求職者と採用担当者、双方にとってQiitaという基盤があるので、先ほども待鳥がお伝えしたとおり、媒体経由で入ってくる方はエンジニアとして安心感があると思っています。
編集後記
Qiita Jobsに登録されているエンジニアへの安心感が高い、というお話は、Qiitaブランドだからこその特徴だと感じているので、そこに価値を感じていただいているのは大変ありがたいことだと感じました。また今回は転職されたお二人も交えたインタビューとなり、いずれも現在のお仕事内容に非常に満足されている様子でした。良いご縁のきっかけとなったことを嬉しく思います。
採用担当者目線でのインタビュー記事はこちら
取材/文:長岡 武司
撮影:太田 善章